「路線価」? ちょっと知っておきたい話
2025年07月05日
7月1日、国税庁から2025年の「路線価」が発表されました🤗
ニュースなどで耳にすることはあっても、「結局なんのこと?」と思う方も多いかもしれません。
実はこの「路線価」、不動産や相続に関わる場面ではとても大切な指標なんです。
路線価とは?
簡単に言うと、「その道路に面した土地の1㎡あたりの価格」を国が決めたもの📝
主に相続税や贈与税を計算するための基準として使われます。
ちなみに、路線価は実際の売買価格(時価)の約8割を目安に設定されています。
税金の計算では、この“評価額”が基準になるため、実勢価格とは少し違う数字になることもあります。
たとえば、ある土地を相続したとき、その土地の評価額を出すために「路線価 × 面積 × 補正率(形や奥行など)」という計算をします。
つまり、路線価が高いエリアでは、相続税の負担も大きくなる可能性があるということです。
不動産売買との関係は?
実際の売買価格(いわゆる「実勢価格」)とは異なりますが、路線価はその地域の地価動向を知る目安になります。
特に都市部では、路線価が上がる=人気や需要が高まっているサインと見ることもできます。
2025年の傾向は?
2025年の全国平均の路線価の“変動率”は、前年より2.7%上昇しました✨
これは、全国の土地の評価額が全体として上がっているということ。
景気の回復や都市部の再開発などが背景にあるようです。
不動産に関わる仕事をしていると、こうした数字の動きがじわじわと現場にも影響してくるのを感じます😌
難しそうに見える「路線価」も、少しだけ知っておくと、土地や相続の話がぐっと身近に感じられるかもしれません。