ウォーターハウス記念館

2025年09月16日

ウォーターハウス

今回は、滋賀県近江八幡市にあるウォーターハウス記念館をご紹介します。

1913年(大正2年)、アメリカ人宣教師ポール・B・ウォーターハウスさん一家の住宅として建てられました。設計はヴォーリズ。

木造3階建て、部屋数は11室あります。

同じ年、すぐ近くには吉田悦蔵邸も建てられました。

現在も池田町には、この2棟をはじめとするヴォーリズに関係する洋風住宅がまとまって残っています。

 

外観で目につくのが、屋根から立ち上がる3本の煉瓦煙突です。

煙突につながる暖炉は、1階の居間と食堂、2階の寝室に設けられています。

暖炉のある洋館はヴォーリズ建築でも見ることができますが、一軒の住宅に3本の煙突が並ぶウォーターハウス記念館では、それが外観の大きな特徴にもなっています。

建物は南北に長く、南側にはベランダ。窓には鎧戸が付き、外壁は下見板張りになっています。

 

ウォーターハウス一家は、夫妻と子どもたちの家族でこの家に暮らしました。

1階には玄関ホール、居間、食堂、台所など。2階には寝室。さらに階段は3階へと続いています。

住宅としては大きな建物ですが、部屋をただ広くまとめるのではなく、それぞれに役割を持った部屋が配置されています。

3階まである高さは外からも確認でき、屋根にはドーマー窓が設けられています。

 

ポール・B・ウォーターハウスさんは、アメリカから近江八幡へやって来た宣教師です。近江ミッションの活動に加わり、教育や伝道に携わりました。

 

ウォーターハウスさん一家が帰国したあとも、建物は残されその後、近江兄弟社の所有となり、長く使われています。

現在は「ウォーターハウス記念館」と呼ばれ、国の登録有形文化財となっています。

 

※建物に関する情報は、文化庁、近江八幡市、近江八幡観光物産協会等の公開資料をもとに確認していますが、資料による表記や年代の違い、その後の調査等により内容が変更されている場合があります。また、掲載写真は撮影当時のもので、現在の建物・内部の状況等とは異なる場合があります。