ヴォーリズ初めての建築
2025年09月18日
今回ご紹介するのは、アンドリュース記念館です。
旧近江八幡YMCA会館として建てられたもので、ウィリアム・メレル・ヴォーリズが日本で初期に関わった建築のひとつとして知られています。
建物は木造2階建てで、和と洋の要素が組み合わされたつくりになっています。
外壁はやわらかな色合いで落ち着いた雰囲気があり、瓦屋根とあわせてどこか和風の趣も感じられますが、内部には洋風の要素も取り入れられているようです。
こうした和と洋の自然な調和は、後のヴォーリズ建築にも通じる特徴のひとつとして語られることがあります。
もともとは地域のYMCA活動の拠点として建てられたこともあり、大きく構えるというより、人が集まりやすく、親しみやすい雰囲気が大切にされているように感じられます。
光や風を取り込む工夫や、使う人の居心地への配慮といった点にも、そうした考え方が表れているようです。
こうした姿勢は、その後の住宅や学校建築にもつながっていったとも言われています。
華やかさよりも、使う人に寄り添う設計。
そうした原点の一端を感じられる建物のひとつかもしれません。
※掲載している写真は、約10年ほど前に撮影したものです。
※本記事は見学時の記憶や公開情報などをもとに個人の視点でまとめたものです。内容には解釈の違いが含まれる可能性がありますので、正確な情報については公式資料等をご確認ください。
