旧今津郵便局
2025年10月07日
旧今津郵便局は、1935年にWilliam Merrell Voriesの設計によって建てられた木造2階建ての郵便局舎で、滋賀県高島市今津町の「ヴォーリズ通り」に位置しています。
昭和53年まで実際に郵便局として使われていた建物で、現在は地域の資料館やイベントスペースとして公開されています。
2階には「旧電話交換室」や「旧局長室」が当時のままの形で残されており、見学時には階段を上がって自由に見ることができます。
交換器などの機器は残っていませんが、部屋の構造や雰囲気、階段を上がるときの音などから、当時の空気感が伝わってくるようでした。
また、建物内には番号付きの木製ロッカーのような設備が残されており、郵便物の区分棚や私書箱として使われていた可能性があるそうです。
鍵付きで、配達先ごとの仕分けに使われていたのではないかと考えると、当時の郵便業務の様子が少し想像できます。
ドアノブの高さや形状が部屋ごとに異なっている点も印象的でした。
来客用と職員用で使い分けられていたともいわれており、使う人の立場に配慮した設計が感じられます。
金具類については、ヴォーリズ系列の近江セールズによる輸入品が使われていた可能性もあるようです。
なお、ここで記載している内容は、2019年の訪問時の記憶やパンフレット、インターネット上の情報などをもとにまとめたものです。
できるだけ正確に書くよう心がけていますが、気になる点があれば、現地の案内や公式資料等もあわせてご確認ください。
