滋賀県立八幡商業高校
2025年10月21日
今回は、滋賀県立八幡商業高等学校の校舎のご紹介です。
現在の校舎は昭和15年(1940年)に建てられたもので、基本設計はウィリアム・メレル・ヴォーリズによるものとされています。
外観は全体的に簡潔な構成で、正面の玄関まわりに洋風の要素が見られます。
この学校は、1905年にヴォーリズが英語教師として赴任した場所でもあります。当時は滋賀県立商業学校と呼ばれていました。
授業に加えて行っていたバイブルクラスがきっかけとなり、やがて教職を離れることになりますが、この経験がその後の活動につながっていきます。
教員を離れた後、ヴォーリズは建築の道へ進みます。近江八幡での活動を出発点として設計事務所を立ち上げ、以後、多くの建物を手がけることになります。
こうした経緯を踏まえると、この場所は教育者としての出発点であると同時に、その後の建築活動へとつながる起点のひとつといえます。
なお、ここで紹介している内容は、現地で確認した外観と公開されている資料をもとにまとめたものです。
記載内容には解釈を含む場合がありますので、正確な情報については各資料や関係機関の発表をご確認ください。
