石橋邸(旧近江家政塾)

2025年10月27日

石橋邸

近江八幡にある旧石橋邸の外観を見てきました✨

 

写真は道路側から撮ったものです。

この建物は、昭和初期にヴォーリズ建築事務所によって設計された住宅で、かつて「近江家政塾」として使われていたものです🤗

現在は住宅として使われているようで、一般公開はされていません。

 

近江家政塾は、1933年に吉田悦蔵さんの妻・吉田清野(きよの)さんによって設立されました。

はじまりは、吉田邸で開かれていた教会の婦人会との料理講習会だったそうです。

やがて参加者が増え、隣接地に木造2階建て・約40坪の本館が建てられ、正式な塾としての活動が始まりました。

当時の近江八幡では、まだ座式の台所が一般的で、立って調理するという習慣はほとんどなかったといいます。

家政塾では、立働式の調理台を備えた台所を用意し、若い女性たちが初めて洋式の生活様式に触れる場となっていました。

授業では、料理や洋裁、手芸、修身、英語、音楽などが教えられ、時間割も組まれていたとのことです。

 

 

外観には、白壁と洋瓦の組み合わせや、左右対称の窓配置など、ヴォーリズ建築の特徴がいくつか見られます。

道路からの限られた視点では全体像はわかりませんが、当時の意匠が今も残っているようです。

なお、ここで書いたことは、撮った写真やインターネットで見かけた情報などをもとに記載しています。

事実と異なる部分があるかもしれませんので、正確な情報は各資料や関係機関の公式発表をご確認ください。