東華菜館

2025年12月12日

東華菜館

今回は、東華菜館のご紹介です。

 

四条大橋西詰に建つ建物で、1926年(大正15年)竣工。設計はヴォーリズ建築事務所によるものです。
ヴォーリズ建築の中でも、創建時から飲食店として計画された建物は珍しく、その点でも特徴のある一棟です。

見学として内部に入ることはできないため、今回は外観のみの写真になります。(写真は約9年前に撮影したものです)

 

以前に一度だけ短時間立ち寄ったことがあり、そのときにエレベーターを目にする機会がありました。

利用はできませんでしたが、待合のスペースから見ることができ、当時のまま残っている様子が印象に残っています。

もともとは西洋料理店「矢尾政」の店舗として建てられ、ビアレストランとして使われていました。戦後に現在の形へと変わり、北京料理店として営業が続けられています。建物としては洋館のまま、用途が変わってきた経緯があります。

 

外観は装飾の多い洋風建築で、玄関まわりには魚や貝、タツノオトシゴなどのモチーフが見られます。

四条大橋のすぐ横という立地ですが、近くで見ると細かい装飾がしっかり残っていることがわかります。

また、この建物には手動式のエレベーターが残されています。

1920年代に製造されたもので、現在も使われているものとしては古い部類に入ります。店員の方が操作する形式で、建物の歴史を感じられる設備のひとつです。

 

なお、ここで紹介している内容は、訪問時の記憶と公開されている資料をもとにまとめたものです。
記載内容には諸説ある部分や解釈を含む場合がありますので、正確な情報については各資料や関係機関の発表をご確認ください。
また、写真も約9年前のもののため、現在とは細部が異なる場合があります。