旧神戸ユニオン教会
2026年03月12日
今回は、神戸市中央区にある旧神戸ユニオン教会をご紹介します。
1929年(昭和4年)に建てられた、ヴォーリズ建築事務所設計の教会です。
現在はベーカリー・洋菓子店のフロインドリーブ本店として使われています。
外観には尖頭アーチの窓。その上には赤い屋根。正面には塔を置かず、妻壁を見せた教会堂です。
神戸ユニオン教会の歴史は、この建物が完成した1929年よりも古くまでさかのぼります。
神戸が開港した翌年の1868年、外国人居留地に暮らす人々のために宗派を超えた礼拝が始まりました。
その後「Kobe Union Church」となり、礼拝の場所を移しながら活動が続きます。
現在残る建物が建てられたのは1929年。当時、神戸に暮らしていた外国人たちのための教会堂としてつくられました。
ヴォーリズ自身も神戸ユニオン教会の会員でした。自ら所属する教会の建物を、ヴォーリズ建築事務所が設計したことになります。
建物はゴシック様式を基調としています。
外観には縦長の尖頭アーチ窓が並びます。内部にも同じアーチの形が繰り返されています。
現在カフェとして使われている大きな空間は、もともとの礼拝堂です。
高い天井の下に梁が現れ、左右には細長い窓。正面には、かつて祭壇が置かれていた空間があります。
現在並んでいるのは礼拝のための長椅子ではなく、カフェのテーブルと椅子です。
用途が変わっても、礼拝堂だった空間の高さや窓の形は残されています。
1995年(平成7年)の阪神・淡路大震災で、旧神戸ユニオン教会も大きな被害を受けました。
一方、神戸でパンや洋菓子をつくっていたフロインドリーブも、店舗や工場が被災しています。
旧神戸ユニオン教会はその後、保存・改修されることになります。
フロインドリーブがこの建物を利用することになり、1999年に本店としてオープンしました。
※建物に関する情報は、神戸市、神戸ユニオン教会、フロインドリーブ等の公開資料をもとに確認していますが、資料による表記や年代の違い、その後の調査等により内容が変更されている場合があります。また、掲載写真は撮影当時のもので、現在の建物・内部等とは異なる場合があります。
※少しだけいい写真が見つかったので追加します↓↓↓
