北九州市大連友好記念館

2026年05月07日

北九州市大連友好記念館

今、とある連続ドラマの舞台が門司港ということもあり、久しぶりに昔の写真を見返しています。
しばらくは、手元に残っている写真をもとに門司港周辺の建築を少しずつ紹介していこうと思います。

今回は、北九州市門司区にある「北九州市大連友好記念館」です。

掲載している写真はすべて2018年11月に撮影したもので、昼と夜の両方の様子が残っていました。
同じ建物でも時間帯によって印象がかなり変わり、夜景ではまた違った雰囲気が感じられます。

この建物は1995年に竣工したもので、門司港レトロ地区の建築群の中では比較的新しい存在です。
そのため、いわゆる近代建築や歴史的建築とは少し立ち位置が異なるかもしれません。

ただ、建物自体は、1902年にロシア帝国が大連市に建設した「東清鉄道汽船会社事務所」をもとに復元的に建設されたものとされています。
1979年に北九州市と大連市が友好都市提携を結び、その15周年記念事業として整備されました。

興味深いのは、元となった建物の設計図や立面図が残っていなかった点です。
そのため、現地での調査や正面写真などをもとに検証が重ねられ、約4年7か月をかけて建設されたそうです。

外観は、木材を見せるハーフティンバー風の意匠が特徴的で、ヨーロッパの歴史的建築を思わせる雰囲気があります。
柱や梁を外部に表現するデザインや、白い壁面との対比も印象に残ります。

2018年3月までは「北九州市立国際友好記念図書館」として利用されていましたが、同年10月1日に「北九州市大連友好記念館」として再開しています。
今回の写真は、再開して間もない頃に撮影したものということになります。

昼間に見ると外壁や細かな装飾がよく分かりますが、夜になると照明によって輪郭が強調され、また違った表情を見せてくれます。
比較的新しい建物ではありますが、門司港レトロ地区の景観の中でも印象に残る建物の一つでした。

なお、本記事は公開されている情報や手元の写真をもとにまとめています。
内容に誤りが含まれる可能性があり、また掲載写真は2018年11月撮影のため、現在とは外観や周辺環境が異なっている場合があります。
正確な情報については、各種資料や公式発表をご確認ください。