旧門司三井倶楽部
2026年05月10日
今回は、門司港レトロ地区を代表する洋風建築の一つ、「旧門司三井倶楽部」です。
旧門司三井倶楽部は、大正10年(1921年)に三井物産門司支店の社交倶楽部として、現在の門司区谷町に建設されました。
木造2階建ての建物で、国の重要文化財に指定されています。
外観でまず印象に残るのは、正面に並ぶ大小5つの切妻屋根です。
屋根の重なりによって立体感のある外観がつくられており、見る角度によって建物の印象も少し変わって見えます。
外から見ると3階建てのようにも感じられますが、実際には2階建てとなっています。
建物はハーフティンバー風の意匠を取り入れており、壁面にはドイツ壁が用いられています。
木部を見せる外観デザインが特徴的で、門司港レトロ地区の建築群の中でも独特の存在感があります。
内部では、ドア枠や窓枠、階段の手すりなどに見られる装飾も印象的でした。
細部にはアールデコ調の意匠も取り入れられており、外観とはまた違った雰囲気を感じることができます。
昭和24年から昭和62年までは旧国鉄の所有となり、「門鉄会館」として利用されていました。
その後、北九州市へ無償譲渡され、1990年(平成2年)に国の重要文化財に指定されています。
現在の場所には1995年に移築されました。
また、館内にはアインシュタインメモリアルルームが設けられており、アインシュタインに関する資料などを見ることができます。
林芙美子資料室も併設されており、建築だけでなく文学や歴史に触れられる施設にもなっています。
2026年5月現在、1階は無料で公開されており、2階は大人150円、小中学生70円で見学できます。
掲載している写真は2018年に撮影したものです。
現在とは展示内容や周辺環境、建物の細部などが異なっている可能性があります。
なお、本記事は公開されている情報や手元の写真をもとにまとめています。
内容に誤りが含まれる可能性がありますので、正確な情報については各種資料や公式発表をご確認ください。
