関西学院大学時計台
2026年05月25日
今回は、関西学院大学 西宮上ケ原キャンパスの時計台です。
自分の中では、洋館巡りやヴォーリズ建築に興味を持つきっかけになった建物の一つです。
かなり昔の写真を探していたら、2010年に撮影したものがようやく見つかりました。
関西学院大学の上ケ原キャンパスは、1929年に現在の場所へ移転しました。
甲山を背にして計画されたキャンパスの中心に建つのが、この時計台です。
建物は南北約47メートルに及び、中央に塔屋とポーチ、両端に切妻屋根を配置した左右対称の構成になっています。
アーチ状の連窓も特徴的で、赤い瓦屋根とクリーム色のスタッコ塗りの壁との対比が強く印象に残ります。
様式はスパニッシュ・ミッション・スタイルで、鉄筋コンクリート造、一部地階付きの2階建てです。
前面の芝生や庭園空間も含めて計画されたキャンパス景観の中心となる建物で、関西学院を象徴する存在として知られています。
設計はヴォーリズ建築事務所によるもので、施工は竹中工務店が担当しています。
また、この建物は、当時の竹中工務店社主・竹中藤右衛門から寄贈された「時計台を擁する図書館」とされているそうです。
なお、1929年の竣工当初は、現在見られる時計文字盤部分にまだ時計は設置されていなかったといわれています。
今では時計台として広く知られていますが、最初から現在とまったく同じ姿だったわけではないようです。
2009年には、経済産業省認定の近代化産業遺産群の一つにも認定されています。
また、国の登録有形文化財にも登録されています。
掲載している写真は2010年に撮影したものです。
現在とは建物の細部や周辺環境が異なっている可能性があります。
なお、本記事は公開されている情報や手元の写真をもとにまとめています。
内容に誤りや解釈を含む可能性がありますので、正確な情報については各種資料や公式発表をご確認ください。
