志賀直哉旧居(高畑サロン・庭園編)

2026年06月13日

志賀直哉旧居

今回は、奈良市高畑町にある志賀直哉旧居(高畑サロン・庭園編)です。

 

志賀直哉旧居を訪れると、建物そのものだけでなく「高畑サロン」と呼ばれた人々の交流にも興味が湧いてきます。

昭和初期の高畑町には、志賀直哉をはじめ、画家の中村義男や若山為三、栗盛吉蔵らが暮らしていました。

また志賀直哉のもとには、里見弴や滝井孝作をはじめ、多くの作家や芸術家が訪れたとされています。

武者小路実篤、谷崎潤一郎、小林秀雄、梅原龍三郎らとの交流も知られており、高畑は奈良を代表する文化人たちの交流の場となっていました。

その中心の一つが志賀直哉旧居のサンルームや食堂だったそうです。

回想録や随筆などによると、文学や芸術について語り合うだけでなく、将棋や麻雀、トランプ、花札などを楽しむこともあったといわれています。

また、敷地内にはプールも設けられていました。

2026年には庭園が奈良県指定文化財(名勝)に指定されています。

客間からは若草山や御蓋山、春日山原始林を望むことができ、庭園とともに奈良らしい景観を楽しめる住宅でした。

高畑町には旧栗盛吉蔵邸や中村家住宅(旧足立家住宅)なども残されており、当時の文化人たちの交流を今に伝えています。

 

掲載している写真は2026年5月に撮影したものです。
現在とは建物の細部や周辺環境が異なっている可能性があります。

なお、本記事は公開されている情報や手元の写真をもとにまとめています。
内容に誤りや解釈を含む可能性がありますので、正確な情報については各種資料や公式発表をご確認ください。