日本福音ルーテル復活教会
2026年06月25日
今回は、名古屋市東区にある日本福音ルーテル復活教会のご紹介です。
現在の教会堂は、1953年(昭和28年)にヴォーリズ建築事務所の設計によって建てられました。
この教会の前身は、1928年(昭和3年)に大曽根地区で伝道を始めた「大曽根講義所」です。その後、大曽根教会となり、1934年(昭和9年)には現在地に教会堂が建てられましたが、1945年(昭和20年)の名古屋空襲によって焼失しています。
戦後に宣教が再開され、1953年の復活祭(イースター)に現在の教会堂が再献堂されました。
そしてこのとき、「キリストの復活のようでありたい」という希望を込めて「復活教会」と名付けられています。
建物は木造平屋一部2階建て。大きな切妻屋根に、玄関部分から伸びる尖塔が組み合わされています。
外壁も一様ではなく、下部は板を少しずつ重ねて張る下見板張り、その上はモルタル塗り。正面から見ると、屋根と尖塔、十字架という教会らしい形がすっきりと組み合わされていることが分かります。
内部では、礼拝堂の上にシザース・トラスの小屋組がそのまま見える造りになっています。
さらに内陣上部には、十字架の形をした窓があります。
教会の公式サイトによると、この十字架形のステンドグラスは夕刻になると光が差し込むそうです。外から建物を見るだけでは分からない、礼拝堂の中で見るためにつくられた十字架です。
「復活教会」という名前まで知ってから見ると、1953年にこの場所に建てられたことも、少し違って見えてきます。
現在の教会堂は国の登録有形文化財となっており、名古屋市の「文化のみち」を構成する建物のひとつでもあります。
※建物に関する情報は、文化庁・名古屋市・教会公式サイトなどをもとに作成しています。資料によって記載が異なる場合があります。また、写真撮影時から建物や周辺の状況が変わっている可能性があります。
