日本福音ルーテル復活教会
2026年06月25日
今回は、名古屋市東区徳川町にある日本福音ルーテル復活教会です。
掲載している写真は2023年に撮影したものです。
2022年には耐震補強を含む大規模修繕工事が完了しており、今回の写真はその後の姿ということになります。
日本福音ルーテル復活教会は、1953年(昭和28年)に建てられた教会堂です。
建物は木造平屋建て、一部2階建て、塔屋付きの切妻造スレート葺で、外壁は腰を下見板張り、上部をモルタル塗りとしています。
正面中央には2階建ての玄関部が設けられ、その上に尖塔が建てられています。
また、赤い屋根もこの教会の印象的な外観の一つです。
文化遺産オンラインでは、「明快な意匠の小会堂」と紹介されており、シンプルな構成の中に教会建築らしい特徴がまとめられています。
内部では、単廊上部にシザース・トラスの小屋組みが現しとなっており、この空間は「ノアの箱舟」に例えられることもあるそうです。
また、一般的な教会堂とは異なり祭壇は西側に配置されています。
西側内陣上部には琥珀色のガラスによるラテン十字の窓が設けられ、夕方には西日が内陣や会堂内を照らす造りになっています。
前身となる大曽根教会(1934年築)は戦災で焼失しましたが、この教会堂はその後、ヴォーリズ建築事務所の設計により再建されました。
設計にはカリフォルニア大学建築学科やイリノイ大学で学んだ建築家・小川祐三も関わり、施工は大林組が担当しています。
建物は昭和35年頃に改修が行われ、2012年(平成24年)には国の登録有形文化財に登録されました。
さらに2019年(令和元年)には名古屋市景観重要建造物にも指定されています。
名古屋市内に現存する唯一のヴォーリズ建築とされ、現在も地域で伝道を続けている教会です。
掲載している写真は2023年に撮影したものです。
現在とは建物の細部や周辺環境が異なっている可能性があります。
なお、本記事は文化遺産オンライン、名古屋市の公開情報、その他公開資料をもとにまとめています。
内容に誤りや解釈を含む可能性がありますので、正確な情報については各種資料や公式発表をご確認ください。
