旧本多忠次邸(内部編)

2026年07月31日

本多忠次邸

外観に続いて、今回は旧本多忠次邸の内部へ。本多忠次自身が基本設計を手がけたこの家。中へ入ると、外観から見ていたスパニッシュ様式の洋館とは、また少し違った表情があります。

 

1階には玄関ホールを中心に、客間や食堂、書斎などが配置されています。

室内を見ていくと気になるのが、細かな装飾です。ステンドグラス、モザイクタイル、照明器具。

建物だけでなく、家具にもこの家のためにつくられたものが残っています。

なかでも玄関ホールのステンドグラスには、ブドウとリス。

階段を上がった先にもステンドグラスがあり、こちらには鳥が描かれています。

 

部屋と部屋の間や暖炉まわりには曲線が使われています。

 

そして2階へ上がると、洋館の中に和室が現れます。しかも一室だけではなく、三室続きの和室。

外からこの家を見ているだけでは、少し想像しにくい空間です。

 

一方で、目立たないところにも当時の住宅設備が残っています。

各部屋には暖房用のラジエーター。そして廊下には、個人住宅では珍しい消火栓まで設けられていました。

きれいなステンドグラスを見ていたと思ったら、その少し先には消火栓。

装飾だけを見ていると見落としてしまいそうですが、こうした設備も本多忠次さんが考えた「家」の一部です。

旧本多忠次邸は、少し細かいところまで見てみたくなる洋館です。

 

※建物については、岡崎市等の公開資料を参考にしています。記載内容は資料および撮影時点の情報をもとにしており、その後の改修等により現在とは異なる場合があります。