お盆前に、閻魔さまのお話
2026年08月11日
今回は、お盆前ということで少しだけ閻魔さまのお話です。
閻魔さまといえば、「嘘をつくと舌を抜かれる」という、子どもの頃にはちょっと怖かった存在。
仏教では、亡くなった人の生前の行いを裁く「十王」と呼ばれる王たちがいて、閻魔さまもその一人です。
写真は、奈良・白毫寺でいただいた御朱印。
白毫寺には鎌倉時代につくられた閻魔王坐像があり、国の重要文化財に指定されています。
そして、ここには閻魔さまによく似た太山王坐像も。
似ているのもそのはずで、太山王も同じく十王の一人。こちらは運慶の孫にあたる康円の作とされています。
閻魔さまにまつわる話をたどっていくと、京都では小野篁(おののたかむら)という人物も登場します。
百人一首にも歌が残る平安時代の官僚ですが、「昼は朝廷で働き、夜になると冥土へ行って閻魔庁で働いていた」という、なんとも不思議な伝説の持ち主。
京都の六道珍皇寺には、篁が冥土へ通うために使ったと伝わる井戸まで残っています。
怖い存在という印象が強い閻魔さまですが、調べてみるとその周りには、いろいろと興味深い話が残っているものです。
お盆休み前なので、今回はいつもと少し違ったお話でした。
