旧ハンター住宅
2026年08月28日
今回は、神戸市立王子動物園にある旧ハンター住宅のご紹介です。
神戸に残る異人館の中でも、最大規模のもののひとつです。
創建年代については諸説ありますが、1889年(明治22年)頃に建てられたとされています。
その後、英国人のエドワード・ハズレット・ハンターさんが購入。
1907年(明治40年)に北野町へ移築し、大規模な改造を行いました。
この改造で大きく変わったのが、もともと開放されていたベランダです。
ガラス窓を入れて室内化され、現在見られる広縁になりました。
1952年(昭和27年)からは料理旅館として使われていましたが、廃業に伴って解体されることになります。
そこで保存運動が起こり、兵庫県が建物を買い取り、1963年(昭和38年)に現在の王子動物園内へ移築されました。
1966年(昭和41年)には国の重要文化財に指定されました。
1995年の阪神・淡路大震災では、煉瓦造の煙突が折れて建物内部へ落下するなど大きな被害を受けましたが、その後修復されています。
そして現在、旧ハンター住宅はもう一つの大きな節目を迎えています。
耐震工事のため2026年1月から閉館しており、現在は内部を見学することができません。また、北野地区への移築も検討されています。
今後、公開状況だけでなく建物の置かれる場所そのものが変わる可能性がありますので、見学を考えている場合は神戸市などの最新情報をご確認ください。
※建物については神戸市・文化財資料などを参考にしています。資料によって年代や表現等が異なる場合があり、記載内容が必ずしも正確ではない可能性があります。また、写真は撮影時のもので、現在の建物や周辺の状況とは異なる場合があります。
