六華苑(洋館・外観編)

2026年09月03日

六華苑 洋館外観

今回は、三重県桑名市にある六華苑をご紹介します。

六華苑は、二代目諸戸清六の新居として1913年(大正2年)に完成した邸宅です。

洋館と和館が連なり、その前には庭園が広がっています。

その中でも、六華苑を象徴するような存在となっているのが、4層の塔屋をもつ洋館です。

 

洋館を設計したのは、イギリス人建築家のジョサイア・コンドル。

鹿鳴館や旧岩崎邸などを手がけ、日本の近代建築に大きな影響を与えた建築家です。

コンドルの現存作品は東京に多く、六華苑は地方に残る数少ない作品のひとつです。

淡い青色の外壁に白い縁取りをもつ洋館で、まず目を引くのが一角に立ち上がる4層の塔屋。

丸みを帯びた塔屋が加わることで、正面だけでなく、見る位置によって洋館の姿が変わります。

塔屋の窓も曲面に沿って設けられています。

外から見ると印象的なこの部分が、室内ではどんな空間になっているのか。

外観を見ながら、内側まで気になってしまうところです。

 

そして六華苑では、洋館だけを見ていても、その隣がどうしても目に入ります。

塔屋をもつ洋館の横に続いているのは、瓦屋根の和館です。

雰囲気の異なる二つの建物ですが、別々の建物として離れているのではなく、一つの邸宅としてつながっています。

さらに、その前には庭園が広がっています。

 

次回は洋館の中へ。

 

※建物については資料等を確認して掲載していますが、記載内容に誤りがある可能性があります。また、写真は撮影時のもので、現在とは建物や周辺の状況、見学できる範囲などが異なっている場合があります。