GOSPEL(ゴスペル)

2026年09月20日

ゴスペル

京都・浄土寺、哲学の道から少し西へ入ったところにある洋館「GOSPEL」。

1982年(昭和57年)、一粒社ヴォーリズ建築事務所の設計により、個人住宅として建てられました。現在は建物の一部がカフェとして使われています。

 

もともとは住まいとして建てられたGOSPELですが、時折近所の人を招いてパーティーが開かれるなど、この地域のサロンのような役割も持っていたといいます。

現在カフェとして使われている2階は、天井高が約4mある広い空間です。

 

現在のGOSPELになったのは2000年。それ以前には「OTENBAKIKI」というカフェとして使われていた時期もありました。

道路から見ると、白い外壁と急勾配の屋根、多角形に張り出した塔屋がまず目に入ります。

奥へ長く続く大きな住宅で、現在店舗として利用されているのはその一部です。

塔屋部分も外観だけの意匠ではなく、内部には部屋が設けられています。

一枚の外観写真から想像するより、ずっと奥行きのある建物です。

 

この建物を設計したのは、一粒社ヴォーリズ建築事務所。

ヴォーリズが遺した建物をたどっていると、その仕事を受け継いだ建築事務所の作品にも出会います。

GOSPELもそのひとつです。

 

個人住宅として始まった一軒の洋館は、使われ方を変えながら今も残っています。

建物を見るために訪れ、その中で過ごすこともできる。

GOSPELは、一粒社ヴォーリズ建築事務所の住宅を実際に訪ねることのできる、京都の一軒です。

 

※建築年代や設計者、建物の沿革については公開資料をもとに記載していますが、資料によって記載が異なる場合があります。また、写真は撮影時のもので、現在は建物の外観や店舗の営業状況、利用方法などが変更されている可能性があります。