日清講和記念館

2026年09月25日

日清講和記念館

山口県下関市、春帆楼の隣に建つ日清講和記念館。

1937年(昭和12年)、1895年にこの地で開かれた日清講和会議と下関条約の歴史を伝えるために建てられました。

講和会議そのものが行われたのは、この建物ではありません。

会場となったのは、隣にあった春帆楼の2階大広間でした。

日本と清国の代表による7回の会議を経て、1895年4月17日に講和条約が調印されています。

その出来事から42年後に建てられたのが、現在の日清講和記念館です。

建物は鉄筋コンクリート造。

その一方で、屋根には瓦を葺き、軒下には組物、妻には懸魚など、日本建築に見られる意匠が取り入れられています。

こうした外観も評価され、2011年には国の登録有形文化財となりました。

 

1945年、講和会議の舞台となった春帆楼は下関空襲で焼失しました。

隣に建っていた日清講和記念館は、鉄筋コンクリート造だったことから戦災を免れます。

館内に収められていた、講和会議で実際に使用された椅子や調度品も残りました。

現在の館内では、それらを使って当時の講和会議の様子が再現されています。

 

※建築年代や建物の沿革、展示資料については下関市立歴史博物館等の公開資料をもとに記載していますが、資料によって記載が異なる場合があります。また、写真は撮影時のもので、現在は建物の外観や展示内容、利用状況などが変更されている可能性があります。