洋館・建築用語集
洋館や近代建築を巡っていると、気になる建築用語に出会うことがあります。この用語集では、建物の見どころや特徴が分かりやすくなるよう、少しずつ用語をまとめています。
あ行
網代天井
細い木や竹を編み込んで作られた天井。
アラベスク調
植物の葉やつるなどを連続させた、曲線的な装飾模様。
現し
柱や梁などの構造を隠さず見せる仕上げ。
アーカンサス模様
アカンサスという植物の葉をデザインした装飾。
アーケードテラス
柱で支えたアーチが連続して並ぶ構造。
アールデコ調
幾何学模様や直線を取り入れたデザイン。
イオニア式
渦巻き形の装飾をもつ柱頭が特徴の、古代ギリシャの建築様式。
イギリス積み
レンガを長い面と短い面を交互に並べる積み方。
意匠
建物の形や飾りなど、見た目の工夫。
ウインドウ・シート
窓辺に造り付けられた腰掛け。
か行
角塔
建物の角に設けられた、外観のアクセントになる塔。
壁柱
壁と一体になって設けられた、柱状の部分。
切石
四角く加工して形を整えた石。
切石積
四角く加工した石を積み上げる工法。
切妻屋根
2つの傾斜した屋根が頂上で合わさる、最も一般的な屋根の形。
キングポスト
屋根の骨組みの中央に設けられる垂直の部材。
キングポストトラス
中央の柱と斜めの部材で屋根を支える構造。
国の重要文化財
国が歴史や文化に高い価値があると指定した文化財。
腰折れ屋根
屋根の途中で角度が変わる形の屋根。
コーベル
壁から突き出して梁などを支える、装飾を兼ねた部材。
ゴシック様式(ゴシックスタイル)
尖ったアーチや高い塔が特徴の建築様式。
さ行
桟瓦
波形で重ねて葺く、日本で広く使われている瓦。
シザース・トラス
はさみのように交差した木材で屋根を支える構造。
下見板張り
板を少しずつ重ねて張る外壁仕上げ。
設え
建物や部屋を使いやすく、美しく整える工夫。
竣工
建物の工事がすべて終わり、完成したこと。
書院風
書院造の特徴を取り入れた和風のデザイン。
鐘塔
教会などで鐘をつるすための塔。
身廊
教会で参拝者が礼拝を行う中央部分。
数寄屋造
茶室の趣を取り入れた和風建築様式。
スタッコ塗り
モルタルなどで仕上げた、凹凸のある外壁仕上げ。
スチーム暖房
蒸気を利用して建物全体を暖める暖房設備。
スパニッシュバロック
スペイン風の建築に、バロック様式の華やかな装飾を取り入れた様式。
スパニッシュ様式
白い壁や赤い瓦屋根が特徴の建築様式。
聖障
教会で祭壇と礼拝する場所を仕切る装飾。
尖塔
教会などの屋根にある、先がとがった高い塔。
セントラルヒーティング
建物全体を一つの設備で暖める暖房方式。
ゼツェシオン(セセッション)様式
曲線や植物模様を取り入れた装飾が特徴の建築様式。
装飾帯
外壁を横切るように設けられた帯状の装飾。
双塔
二つの塔が並ぶ建物の造り。
た行
単廊
教会の中央部分が一つだけの造り。
ダッチコロニアル様式
屋根の途中で角度が変わる大きな屋根が特徴の建築様式。
柱頭
柱のいちばん上にある部分。
築地塀
土を塗り重ねて造る、日本の伝統的な塀。
妻飾り
屋根の三角形の部分に付けられた装飾。
テューダー様式
木の骨組みが外壁に見えるデザインが特徴の建築様式。
テューダーローズ
赤バラと白バラを重ねた、イングランド王家の紋章。
テラコッタ
粘土を焼いて作る、建物の装飾に使われる建築材料。
塔屋
建物の屋上に設けられた小さな塔状の部分。
登録有形文化財
国が歴史的価値を認め、登録した建造物などの文化財。
尖りアーチ
先端がとがった形のアーチ。
トスカナ式
飾りが少なく、シンプルなデザインの柱の様式。
トラス
三角形を組み合わせて強度を高めた骨組み。
ドイツ壁
モルタルで凹凸模様を付けた外壁仕上げ。
動線
建物の中で人が移動する道筋。
ドーマー窓
屋根から突き出すように設けられた、屋根付きの窓。
な行
内陣
教会の祭壇がある、最も神聖な場所。
長手積み
レンガの長い面だけを見せて積む方法。
南仏プロヴァンス風
明るい塗り壁や瓦屋根を取り入れた、温かみのあるデザイン。
日本瓦
日本の伝統的な屋根に使われる瓦の総称。
軒桁
柱の上に渡し、屋根を支える横向きの部材。
は行
梁
建物を支えるために、柱と柱の間に渡す横向きの部材。
ハーフティンバー
木の骨組みを外壁に見せる建築デザイン。
バラ窓
教会などで見られる、バラの花のような模様をした円形の窓。
庇
窓や玄関の上に付けられた、雨や日差しを防ぐ屋根。
ファサード
建物の正面のデザインや外観。
復原
調査や資料をもとに、建物を当時の姿に戻すこと。
復元工事
失われた建物や部分を、元の姿に戻す工事。
フルーティング
柱に施された縦方向の溝状の装飾。
フレスコ画
塗ったばかりの漆喰が乾く前に描く壁画技法。
壁泉
壁面に設けられた、装飾を兼ねた噴水。
ベイウインドウ
建物の外側へ張り出した窓。
ボウ・ウィンドウ
弓なりの曲線を描くように、外側へ張り出した窓。
望楼
周囲を見渡すために建物の上に設けられた小さな塔。
ま行
マントルピース
暖炉のまわりに設けられた装飾付きの枠。
モザイクタイル
小さなタイルを並べて仕上げる装飾用タイル。
持送り
軒や梁などを支えるために壁から突き出した部材。
モルタル
壁や床の仕上げに使われる建築材料。
モールディング
壁や窓、扉などの縁に施される帯状の装飾。
や行
洋瓦
洋風の建物に使われる、曲線や平らな形をした瓦。
窯変タイル
焼成による色むらや変化を生かしたタイル。
寄棟造
四方向に屋根が傾斜する屋根の造り。
ら行
ラテン十字
平面が縦の線が長い十字架の形をした教会の造り。
乱石積み
形や大きさが異なる石を組み合わせた石積み。
ランドスケープデザイン
建物だけでなく、庭や広場など周囲の景観を含めて計画・設計すること。
リネンフォールド
折りたたんだ布のような形を木に彫った装飾。
ルネサンス様式
左右対称で整ったデザインが特徴の建築様式。
列柱
柱が一列に並んだ造り。
レリーフ
壁や柱などに彫り出した立体的な装飾。
連窓
窓が横や縦に連続して並ぶデザイン。
ロマネスク様式
半円アーチや厚い壁、小さな窓を特徴とする中世ヨーロッパの建築様式。
